HPF2015

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金蘭会高校「アテルイ」を観劇して

 緞帳が開き、金蘭会さんらしい集団演技で始まり、どんどん引き込まれていきました。役者の熱の入った演技、たくさん練習されたと思う殺陣、とてもかっこよく楽しかったです。息の合ったスタッフワークなど飽きることなく、高校生とは思えない素晴らしい舞台ででした。 

 

 最初のダンスやキレイな声の金蘭会高校さんらしい歌ですごく引き込まれました。

 今回はシンプルな舞台セットだなぁと思っていたら、後半になるにつれてどんどん増えていって豪華になり、どれも丁寧に作り込まれていて思わずまじまじと見つめてしまいました。

 そしていつもどこから仕入れてくるのだろうと思う綺麗な衣裳、その見た目だけでも圧倒されます。殺陣が本当にかっこよく、女子であることを一瞬忘れてしまうほどでした。すごく練習されたんだなと思います。貴族の立ち振る舞いがそれらしく、堂々としている感じがとても良かったです。

 スタッフでは音響が時々切れたりしてて、ちょっとあれ?となるところもあったのですが、照明とのチームワークやタイミングはすごく上手で、安心して舞台に集中できました。

 全体的にテンポもよく、見る人を飽きさせない工夫がなされていて、2時間とは思えない程あっという間の時間でした。色々勉強になりました。

 

 金蘭会さんの芝居を観るのはとても楽しみにしていて、期待以上の芝居を見せてもらいました。

 まずは、ダンスに歌。歌は本当に上手くて、ダンスもあれだけ人数がいて、そろっているのがすごかったです。ストロボがいい味を出していたように思います。暗転は多い方ではありましたが、観客を飽きさせない工夫をされていて、よくお客さんのことを考えられているなと思いました。テンポ良く話が進んでいき、内容もスッと入ってきました。ただポンポン進みすぎて必要なところに間がなかったのが残念に思います。殺陣はかなりかっこよくて、練習を相当したんだろうなと観てて思いました。

 すごく難しい内容でしたが「生きることの難しさ、苦しさ」は時代が変わった今でも変わらないということを繊細に表現されていて、とても勉強になりました。

 2時間20分という長丁場でしたが、最後まで集中して観ることができました。

 

 金蘭会高校さんお疲れ様でした。ありがとうございました。

追手門学院高校演劇部一同